One Trick Pony

No Trick Man

青単調整録


この環境のキスカの動きを見る限り、これを凌駕する汎用性の高いデッキは存在しないだろうと思っていた。
が、なんとエアプwi◯hで青単と紫単が同評価となっていて、そんなわけはないと思いながらも半ば縋る思いでデッキを組んでみることに。



とりあえず叩き台としてほぼ丸パクリ。
《アルカス》3枚目をもっていないので、同マナコスト帯でありデッキとのシナジーもそれなりにある《ウォレス》を投入。一応《ウォレス》を引いた時に、これが《アルカス》なら...とかも考えながらプレイ。
しかしこのリストの時点で既にやばい臭いが漂ってきている。とても強そうには見えない。やはりエアプか。


初回しということもあり、幸先も良く4連敗の好スタート。
マリガンも含めて簡単なデッキではないというのが最初の印象。
定説だが、プレイが難しいデッキは弱く、アホでも勝てるデッキこそが本当に強いデッキなのでこの段階でやっぱエアプクソ企業wikiだわ滅びろと思い始める。
(キスカデッキはミラー以外はアホでも勝てるので強いデッキと言える)



数戦やって弱いと思ったカードをリストアップ。

  • トータルマウス

実質的なコンボデッキなのでドローは欲しいが、ミラーでこれを出していると先に相手の《ゴールドウェザー》から《アレシャンド》置きからの《アレシャンド》素出しのコンボを食らう。
後手で出すとだいたい先に《アレシャンド》マウントをとられるので出すことを許されないという強烈なカード。

  • ピンクスカラ

能力こそ強いが、このマナコストでBP500は不安。《アルカス》から出る分にはいいが、《ゴールドウェザー》から出すには少しバリュー不足か。

  • タイダルウェイブ

"ケイローン"でも"フェニックス"でもないので重すぎて、一生手札で余っている。基本的に自分のターンに打つことになるが、そこまで押してる状況ならこのカードでなくとも普通に後続のミニオンがあれば事足りそう。


ということを踏まえて、《トータルマウス》を《フルート》に変えてみることに。これで《タイダルウェイブ》の重すぎ問題も多少は解決される。《ピンクスカラ》は弱く見えるが、抜いてしまうと《ゴールドウェザー》は《アレシャンド》を置く以外の動きが弱すぎてバリューが落ちてしまうためやむなし続投。


このリストで数戦してみるも、相も変わらず《タイダルウェイブ》はビックリするほど打ちたい場面に遭遇しない。
脳内では《アレシャンド》で《フルート》を出しつつ《タイダルウェイブ》構える算段だったが、《キスカ》で《バンシー》が捲れて《フルート》が破壊され《タイダルウェイブ》が打てなくなりキレた。

序盤の動きがとても弱く、よく高コスト帯で手札が埋め尽くされるので低マナのミニオンを増やして安定して早期に高コストへアクセスしたい。(具体的には先手1→2→4→6、後手1→3→5→6)

ということで、《ホワイトフィンドルフィン》を使うもBP200があまりに弱く、《ラスカル・インプ》の効果で除去されるサイズは頼りにならないので《ウォードバイソン》を採用。
これで3マナしか動かせない状況でも殴って1マナ起こして1コストミニオンがいれば、(ウロボロスがあるので)bp400を立てながらマナ加速が出来て序盤の(特に後手での)安定感が段違いに良くなった。


要る人がいるかは知らないがデッキコード

というわけで、このリストに落ち着く。
《ダスカース》を1枚《ハヤテ》に変えたが、早いうちに守備的なフォースを破壊しておいて《アレシャンド》を安全な盤面で着地させたいのでこの形に。《ピンクスカラ》と《ハヤテ》の相性もすこぶるいい。


ただ、細部を変えても事故は無限に起こり続け

こういうハンドや凡回りしてもアグロに轢き殺され、除去ハンの相手にも異常なほど弱くて、はっきりいってこの形自体がそもそも強くない。
やはり悪質エアプサイト。



このデッキの感想。

  • マナカーブがゴミ

マナカーブがアホなので結局6にいち早くアクセスできるかのゲームになる。それ以外では勝負ができない。
最低でも3枚の低コストカード+青のベースミニオンがないと戦えない。《マーメイドの戦士》のことを考えるならもっと低コストのカードが欲しい。
エアプw◯thには《アルカス》や《アレシャンド》を余裕があればキープしろとか書いてるけど、まずキープする余裕はない。重いカードは素で引け。

  • 白に99%勝てない

全てがキツイ。
《タイダルウェイブ》をなくしたことにより、《ビームスマッシャー》だけでなく《リアクティブシールド》にも弱くなっていて"フェニックス"があると気軽に殴りにいけない。
《マーメイドの戦士》を使うために場にミニオンを置いておきたいが、《アンドロイドの銃士》をはじめとしたブロック強制をもつミニオンが刺さりに刺さって無理。"ウロボロス"の弊害。
《ヴァイスレーベ》に全てのミニオンがサイズ負けしているので、《アレシャンド》で除去しないといけないのだが、そうすると《ホーリークェイド》が残って他がサイズ負けして殴れない。もぅマヂ無理。

  • ミラーが先手ゲー

だいたいのカードゲームがそうだろと思われるかもしれないが、キーカードが(1を除く)奇数マナなら後手の方が先に出せるので、このゲームにおいては必ずしも先手ゲーではないのだが、このデッキのキーカードは《アルカス》《ゴールドウェザー》と6マナ圏のカード。つまり先手が先に出せるし、先に出た《アレシャンド》を対処する手段がないので殆ど一手差で負ける。(理論上は《マーメイドの戦士》を考えると後手の方が先に6マナに到達するのだが、そんな聴牌ハンドはそうそうこない)

  • ウォレス強すぎワロタ

前回のデッキ記事にもあるコンボだが、《ウォレス》+《ハヤテ》コンボが強力。あまり起こることではないが、《アクアコブラ》と合わせても強力。
これが《アルカス》だったらマジで負けてるなって場面の方が多く、《ウォレス》いれない選択肢なくね?とも思ったし、《ゴールドウェザー》なくてもいいんじゃね?ってめちゃくちゃ思った。

  • アレシャンドはキャストしないと弱くね?

《ゴールドウェザー》でコストを踏み倒して出すことができるが、召喚時効果のない《アレシャンド》にあまりパワーを感じない。ちょっとすごい《アマリリア》程度でしかない。(《アマリリア》は緑の調整をしていくうちに抜けていったカード)
《アルカス》→《ウォレス》をして、次のターンに《アレシャンド》素出し→《アルカス》の効果でさらに《ウォレス》追加等の動きの方が強くない?
《ゴールドウェザー》本当に必要か???


というわけで

こういう形の方が強そうだなあという結論に至った。
《ライトニングフォール》には土下座。
《ボム・ウィスプ》はクソアグロや《アリュシナシオン》のトークンに強く便利。
青いカードが減っているので、《アレシャンド》が出にくいかもしれないが、《アルカス》3枚目がないどころか、Beyondを課金してまで40パック近く剥いたわけだがレジェンドが一枚しか引けていないのでデッキが組めない。
助けてくれバンダイ助けてくれヒナリア。



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